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ANA修行でアメックス・スカイ・トラベラーカードは有効か検証してみた
アメックス・スカイ・トラベラーという航空券決済に特化したようなカードがあります。
指定航空会社の航空券でこのカードを使うとスカイ・トラベラーの場合100円で3マイル、スカイ・トラベラー・プレミア・カードだと100円で5マイル貯まる高還元のカードです。
もちろんANAも対象で国内ではJAL、スターフライヤー、バニラエアの航空券が対象です。スタアラだとタイ国際航空、アシアナ航空、シンガポール航空、EVA航空などが対象です。
ANA(SFC)修行の際には、50,000ppを狙うのに30万円~50万円は必要です。
高額決済する分、還元率の良いカードで買った方が総費用を抑えられるって考えですが本当にお得なのか検証してみました。
ANA修行の最安ルート
国際線絡めた修行は出来る人、出来ない人いると思うので今回はANA修行の国内線最安ルートである『羽田-那覇』片道9,100円のケースで検証してみます。
羽田-那覇路線は9,010円で1,476pp付くのでPP単価は6.1円です。
これを17往復すると50,184ppになるのでSFC基準に到達します。
ANAカードの場合はVISAブランドが還元率的に高いので、VISAカードのリボ利用や会員ランクで1番還元率の良い状態で計算してみました。
計算は搭乗マイル+航空券購入時に獲得できるマイルの差でSFC取得までにどのくらいの差が生まれるかを検証。ANAカード持たずにアメックスのスカイトラベラーだけで修行すると搭乗ボーナスマイルが付与されないため、その分も含めて計算。
ANAカードvsスカイ・トラベラーカード
フライトマイル | 決済分 | 合計 | |
ANA VISAカード | 811×34=27,574 | 7,718 | 35,292マイル |
ANA VISAワイドゴールドカード | 922×34=31,348 | 8,092 | 39,440マイル |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 1,107×34=37,638 | 11,628 | 49,266マイル |
スカイ・トラベラー・カード | 738×34=25,092 | 9,180 | 34,272マイル |
スカイ・トラベラー・プレミア・カード | 738×34=25,092 | 15,300 | 40,392マイル |
ANA VISAカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
922×34=27,574 | 15,300 | 42,874マイル |
ANA VISAワイドゴールドカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
922×34=31,348 | 15,300 | 46,648マイル |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
1,107×34=37,638 | 15,300 | 52,938マイル |
まず100円で3マイルの「スカイ・トラベラー・カード」はメリットない。
「ANA VISAワイドゴールドカード」と「スカイ・トラベラー・カード」の2枚持ちしても1,000マイルしかマイルが増えないのでメリット薄。
次に「ANA VISAワイドゴールドカード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」を比較すると獲得マイルの差は952マイルしかないので、年会費とか考えるとこちらも「ANA VISAワイドゴールドカード」1枚あれば十分。
さらに「ANA VISAワイドゴールドカード」でリボ無、ステージ無で計算しても37,474マイルとなるので、差は2,918マイルとしかならない。
「ANA VISAワイドゴールドカード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の2枚持ちだと搭乗ボーナスももらえて獲得マイルを最大化できるけど、「ANA VISAワイドゴールドカード」1枚持ちだけの場合との差は7,208マイル。
結果として年会費考慮するとちょっと物足りないレベル
では、DIA目指すレベルで検証してみる。
あまり考えられないけど羽田-那覇を倍の34往復して計算してみると・・
フライトマイル | 決済分 | 合計 | |
ANA VISAカード | 811×68=55,148 | 15,479 | 70,627マイル |
ANA VISAワイドゴールドカード | 922×68=62,696 | 16,385 | 79,081マイル |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 1,107×68=75,276 | 23,281 | 98,557マイル |
スカイ・トラベラー・カード | 738×68=50,184 | 18,380 | 68,564マイル |
スカイ・トラベラー・プレミア・カード | 738×68=50,184 | 30,634 | 80,818マイル |
ANA VISAカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
811×68=55,148 | 30,634 | 85,782マイル |
ANA VISAワイドゴールドカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
922×68=62,696 | 30,634 | 93,330マイル |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード × スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
1,107×68=75,276 | 30,634 | 105,910マイル |
う~ん。このレベルでも「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドゴールドカード×スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の2枚持ちの差は14,249マイル。
1マイルの価値をいくらで考えるかにもよりますが、1マイル1円って考えだと2枚持ちのメリットは薄い。逆に1マイル3円だと入会・継続ボーナスマイルを含めればメリット有って解釈になる。
ANAのSFC修行ってくくりで考えるとANAカードで十分。
今回簡単な計算でDIA到達まで61万円ちょっとの決済額だけど100万円超えてくるようなら2枚持ちのメリットが顕著に出てくる。
あとアメックス・スカイトラベラーはANA以外の航空会社を使うならメリットが大きくなる。