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【改悪】三井住友カード、ポケットカード(VISA)での外貨ショッピング事務処理費用値上げ

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三井住友カード、ポケットカード(VISA)での外貨ショッピング事務処理費用値上げ

三井住友カードとポケットカードが2019年7月以降に処理された利用分より外貨でのショッピング利用に伴う海外事務手数料を値上げします。

三井住友カードは同社が発行するすべてのカード、ポケットカードはVISAカードのみの値上げとなるようです。

三井住友カード 改定前1.63%(税込)→改定後2.16%(税込)

ポケットカード(VISAのみ) 改定前1.63%(税込)→改定後2.16%(税込)

海外事務手数料とは

あまり知られていませんが、国内発行のクレジットカードを海外で利用した場合に海外事務手数料が発生します。

例えば手数料1.63%の場合、実際の買い物は10,000円だったとしても請求自体は10,163円で明細に記載されます。

発行会社/ブランド別 海外事務手数料

海外事務手数は発行元のカード会社によって異なります。

VISA Mastercard JCB American Express Diners Club
JCB 1.60%
三井住友カード 1.63%→2.16% 1.63%→2.16%
三菱UFJニコス 2.16% 2.16% 2.03% 2.00%
ポケットカード 1.63%→2.16% 1.90% 1.60%
楽天カード 1.63% 1.63% 1.63% 1.63% 1.63%
ライフカード 2.00% 2.00% 1.60%
オリコカード 1.63% 1.63% 1.60%
セディナカード 1.60% 1.60% 1.60%
アメリカン・
エキスプレス
2.00%
三井住友トラストクラブ 2.00% 2.00% 1.30%

単純に事務手数料が低ければいい訳ではありません。

外貨での決済の場合(カード会社の為替レート×事務手数料)が請求基準となるため、事務手数料が低くても為替レートが悪いと請求額は増えます。

例えば下記は三井住友カード(ANA VISA)とアメックスの同日の請求明細です。

三井住友カードの海外事務手数料は1.63%、アメックスの手数料は2.00%ですがタイバーツレートに置き換えるとアメックスの方が低いことがわかります。

個人感覚だと為替レート×事務手数料を見た際に良心的なのがJCBとマスターカードです。

上記2つの明細と1日差がありますが、JCBのレートは3.455円でした。

ちょうど1月5日、6日が土日のため、1月7日のレートを基準値としての乖離率は以下の通りです。

JCB 1.52%
アメックス 1.63%
三井住友カード(ANA VISA) 1.67%

JCBで買い物した方が、他のカードより0.1%ぐらい安いということになります。

現在マスターカードを持っていないので計測できませんでしたが、JCBとマスターは同じぐらいの印象です。

もちろんその日のレートや扱う通貨によって甲乙は出てきますが、一般論としては海外の買い物はJCBかマスターカードがお得です。

ただ上記はポイント還元率を加味していません。

ポイント還元率を加味すると、風景が変わります。

JCB(地球の歩き方カード)海外は2.5% 1.52%-2.5%=-0.98%
アメックス・スカイトラベラー 1% 1.63%-1.0%=0.63%
三井住友カード(ANA VISA) 2% 1.67%-2.0%=-0.33%

今回使ったJCBは地球の歩き方カードといって、海外利用分はポイント5倍となる特殊なカードです。一般的なJCBであれば海外利用分はポイント倍で還元率1%となるため、手数料負けします。

結論としては、海外の買い物は還元率高いJCBかマスターカードがお得ってことになります。


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海外利用還元率 2.5%
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