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タイ ASQ(ALQ)15日隔離生活体験記
ついにタイでビザなし観光が解禁されたが絶対条件が1つある
ASQもしくはALQと呼ばれる最低14日の隔離検疫施設(ホテル)の支払い済みの予約確認書がなければタイ行きの飛行機に乗せてもらえないし、そもそも入国許可(COE)が発行されない
要は入国条件として隔離検疫施設(ホテル)で14日以上経過してから外に出歩いてくださいねってこと。これさえクリアできればタイ観光もできます
2020年12月24日~1月8日までの15日間、ALQを体験したので実体験を紹介します
※2021年3月に新型コロナウイルスの変異株が流行していない国・地域を対象に隔離期間を短縮すると発表され、4月1日より日本を含むそれ以外の国・地域からの旅行者は10日間に短縮されました
(※各国の感染状況により、2週間ごとに見直しが行われるため、仮に日本で変異株が流行した場合14日以上となる場合があります。)またワクチン接種者で入国時にワクチン証明書の提示を条件に、パタヤ、チェンマイ、プーケット、クラビー、パンガーの5地域限定で、隔離期間が7日間に短縮されます
ASQ(ALQ)とは
ASQ(ALQ)とはタイ保健省から許可された隔離ホテル
前述のとおり、ASQ(ALQ)の支払い済みの予約確認書がなければ入国許可書(COE)が発行されず、COEがなければタイ行きの飛行機に乗ることができない
ASQ(ALQ)ホテルの種類
タイはコロナ前まで外国人観光客で潤っていたがコロナ後は観光客がほぼ消失したため、ヒルトンやマリオット系のホテル、日系だとソラリア西鉄ホテルバンコクなど高級ホテルもASQに名を連ねてます
代替政府検疫施設(ASQ:Alternative State Quarantine)リスト
ASQホテルはタイ航空やHISなどでも予約することができる
ASQとALQの違い
ASQとALQの違いはざっくりASQがバンコク内の隔離検疫施設、バンコク以外のALQと思っていればOK
ASQ(ALQ)の内容
ASQ(ALQ)ホテルに収容されたら基本的に14日間はその部屋でのみ過ごす
もちろん一切外に出れないため朝昼晩と3食提供される。3食は複数メニューから前日までに希望のメニューをLINE等を通じてオーダーするスタイルが一般的
14日の間にPCR検査が2~3回実施される。最初の検査は到着後2~4日以内に実施され、初回PCR陰性だった場合、ホテル内のプールサイド、屋上テラスに出れるようになったりする。逆に初回PCRが終わるまで一切部屋からは出れず、ルームクリーニングも入らない
ASQ(ALQ)の費用と選び方
ASQ(ALQ)価格はホテルのグレードや客室タイプによるが、約2週間滞在で3食付くため15万~30万ぐらい。1泊約1万~2万ぐらい。1泊3食とPCR検査付きって考えればそう高くもない
選び方は人それぞれ。やはり名の知れたいホテルや日系ホテルであればハズレはないけど、その分費用は高め!逆に安いホテルだとご飯が貧相だった・・というレビューも多く見かける
喫煙者はタバコが吸えるホテルや部屋が限られてくる
コートヤード・バイ・マリオット・バンコクは追加料金でデラックスルーム喫煙室を選択できる
ちなみに自分が選んだのは「Best Bella Pattaya」
2週間窓も開くのかわからないバンコクのホテルでは息が詰まりそうと思い、せめて海が見えるホテルがいい!!、ということでBest Bella Pattayaを選択
さらに部屋のバルコニーで喫煙もできるし、パタヤビーチも一望できる上、バンコクのホテルより安いのでBest Bella Pattayaにして心底良かったと思っている
ASQ(ALQ)出国からタイ入国までの流れ
日本出国までの流れは以下の通りです
①タイ行きの特別便の手配(タイ大使館サイトで公表される)
②ASQ(ASL)ホテルの手配
③特別便とASQホテルへの支払い
③コロナ関連疾病治療費を付保する10万米ドル以上治療補償額の保険に加入
④COE申請
⑤搭乗72時間前にPCR検査
COE申請後、問題がなければメールにて入国許可書(COE)が発行されます
その後PCR検査で陰性であれば、あとは空港へ行くだけ
チェックイン手続き
搭乗手続きは各航空会社のカウンターのみで手続きがおこなえる(タイ航空ならタイ航空カウンターでのみ)。搭乗手続きの際に以下の書類を提示しなければならない
1、パスポート
2、入国許可書(COE)
3、記入済み申告書
4、搭乗可能健康証明書
5、PCRの陰性証明書
6、新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万米ドルもしくは1,100万円以上の治療補償額の英文医療 保険証。
7、ASQホテル予約確認書
一人一人上記書類を確認するため、チェックインカウンターは大混雑になる
ちなみに「ビジネスクラス利用者」、「スタアラゴールドメンバー」は専用カウンターを使える。自分はスタアラゴールドなので行列に並ばず搭乗手続きできた
搭乗手続き後はこれまで通りの流れ
手荷物検査したあとに出国手続き
成田空港の制限エリアですが一部免税店だけ開いている状況です。ただどこいっても閑散としており、コロナ前を考えると異様な光景
成田空港のANAラウンジは現在ANA SUITEラウンジのみ開放されています
機内では客室乗務員は防護服着てサービス提供してくれる。それ以外は普段と変わらない
約9カ月ぶりの帰泰
ちなみにタイ大使館のサイトでは
全ての渡航者はタイ入国時にT.8 formを記入しなければなりません。タイ空港公社(AOT)の携帯アプリhttps://aot-app.kdlab.ai にてオンライン登録ができます。
とあるので事前にアプリインストールして入力しておいたが、機内でも紙のT.8 formが配られる。空港着いて使うのは紙のフォームになるので、事前登録したからいいやと思っていると空港で書かされるはめになるので注意
タイ到着後の流れ
スワンナプーム到着後、搭乗者は指定位置には座らせられ、書類のチェックが一人一人おこなわれる
紙のT.8 form未記載の場合はここで書かされるが、検査官によっては代筆してる方もいるらしい
チェック後に臨時デスクのようなとこに並ばされ、書類の最終チェックをおこない問題なければイミグレーションへ。こっからの流れはこれまで通りだけど、入国審査もいつもより時間がかかる感じ
その後、手荷物カウンターに流れてくる自分の手荷物を受け取り外へ
この間にATMに立ち寄れそうか確認したが、指定ルート以外は通れないようになっておりATMには行けなかった
空港の外に出ると自分のホテルのドライバーがネームプレート持って待ち構えてくれているので、声をかけ車へ
バンコクのホテルは空港からホテルまで無料送迎が付いてるが、自分はパタヤだったので別料金。完全防護の状態でホテルまで送迎
ホテル到着後に検温や手続き、簡単な説明があり、2つのLINEアカウントを追加される。1つはホテルとのやり取り用。3食のオーダーや何か困りごととかあればこっちに連絡。もう1つはホテルと提携してる病院のLINE。こっちは毎朝検温フォームが届くのとPCR検査前日の案内が届く。健康不安があればこっちに連絡
最後に今日の夕食と明日の3食なに食べるか決めて部屋に案内される。仕方ないことだけど、どこ行っても病原菌扱い
こうして隔離期間がスタート
ホテル到着~隔離開始
Best Bella Pattayaでは「スタンダードルーム」「プールビュー」「シービュー」から部屋を選べるので迷わず「シービュー」を選択。海見れないならパタヤのALQ選ぶ意味がない
ホテルにもよるが、Best Bella Pattayaでは大量の水とちょっとした飲み物、果物が完備されている。また石鹸や歯磨き粉、洗剤の用意がされていた
ただシャンプー、リンス、パジャマはない
部屋は広いしバルコニーから海一望できるし、食事の心配いらいないから快適な15日間
Best Bella Pattayaの例
食事
Best Bella Pattayaでは、3メニューから朝昼夕食を選ぶことができる
献立表から食べたものを前日の16時ぐらいまでにLINEか電話で伝えるスタイル
注文し忘れると電話かLINEで催促されます
朝は8時、昼は12時、夜は17時頃に部屋前に食事が置かれるので自分で取って食べます
ちなみにBest Bella Pattayaの場合、食事は結構ボリュームある完食したことがないレベルに・・
さらに1日を通してほぼ動かないのであまりお腹も空かず、日本から大量に持参したお菓子は15日間通してほぼ手つかずでした
メディカルチェックとPCR検査
毎日2回の検温が義務付けられています
時間は朝8時と夕方16時。自分で検温し、毎朝LINEを通じて送られてくるフォームに「部屋番号」「名前」「体温」「症状」を入ロし、送信
PCR検査は到着3日後と12日後の計2回
いきなり朝に電話がかかってきて2階に来てくれと言われる
ちなみにタイのPCR検査はかなり苦痛
ホテルによって異なるかもしれないが、Best Bella Pattayaでは鼻と喉、両方に綿棒を突っ込む。日本のPCR検査時の1.5倍ぐらい長さの綿棒を鼻と喉に突っ込まれた上でグリグリされるので、先に検査受けてたファランは足バタつかせて痛がっていた。自身も鼻は平気だったが、喉がしんどくてリアルに吐きそうだった。ほんとにトラウマになりそう
検査結果は大体翌々日に電話で言われる
初回PCRが陰性であれば9階のスカイテラスで散歩を楽しむことができ(事前予約制)、2回目をクリアするとフィットネスが利用できる
洗濯とルームクリーニング
ルームクリーニングは3日に1回(初回のPCR検査が陰性になってから)
簡単な清掃、トイレットペーパーの交換、タオル類の交換、ベッドシーツの交換をおこなってくれます。清掃中はバルコニーで待機
また滞在中はすべて自分で洗濯する必要があります
部屋にアタックの粉末洗剤が用意されているので、これで手洗い
面倒な場合はホテルに洗濯を頼める。70着で1,000バーツだった
朝10時までに部屋の前に出しておくと翌日の夕方5時に戻してくれる
その他
Grabやfoodpanda、LINEマンを使って日用品や飲み物のデリバリーはできます
通常通りアプリから注文し、ホテルのフロントで預かってもらい、そっから部屋に届けてくれます
注文NGなのは、普通の食事の宅配、生鮮食品、アルコールなどです
普通の歯磨き粉やシャンプー、ジュースなどは頼めます。実際自分もジュースと歯磨き粉、シャンプー、コンディショナーをTESCOから届けてもらました
ホテルのテレビではyoutube、NETFLIX、プライムビデオが視聴できる(ホテルによって異なる)また日本のテレビも観れるようです(Youtubeあれば十分なので断りましたが
チェックアウト
Best Bella Pattayaの場合チェックアウトは6:00~10:00の間
上記時間内にふつうに降りて行ってチェックアウトするだけ
15日間厳格に管理されていたのを思うとあっけらかんとした感じ。クリーニング等精算がなければすぐに終わります
チェックアウト時に隔離終了の証明書を受け取ります
現在パタヤからバンコクなどに行く際に規制の影響で理由証明書の提示が必要とされてますが、証明書が理由証明書として使えるようです(※自分がパタヤからバンコクに行った際はチェックポイント等一切ありませんでした
ASQ(ALQ)15日隔離生活体験まとめ
ホテルによりますが、Best Bella Pattayaであった方がいい物
・パジャマ
・シャンプー、コンディショナーなど
・予備のティッシュ
・小腹が空いたときのお菓子(軽め
・綿棒(自分は朝シャン、夜風呂後に使うので足りなくなった)
・洗剤、柔軟剤(自分で洗濯するなら)
まあ、上記の物はほぼほぼデリバリーで注文できるのでなにより15日間を過ごせる暇つぶしがなにより必要かと
前述しましたがASQ(ALQ)はお酒飲めない以外はすっごく快適です
黙っていれば3食出てくるし、15日間何もしなくていいのでホテル選び間違えなければかなり充実した時間にできます